奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科
2004年スプリングセミナー 受講生募集

スプリングセミナーは過去最多の受講生に参加頂き、終了 致しました。
多数のお申し込みありがとうございました。

スケジュール 研修テーマ 大学へのアクセス 宿泊情報

 

奈良先端科学技術大学院大学・情報科学研究科では、2004年3月15日(月)から16日(火)にかけて、大学3年生を対象としたセミナーを開催します。本学の最新設備を使った実験や、充実した講師陣と直接触れあう実習などを通じて研究活動に参加し、得られた成果をまとめるまでを体験していただきます。

就職活動に飛び回ったり、進学するかどうか迷ったり、この時期はとても忙しく、悩みも多いときだと思います。しかし、どのような進路に進むにしても、いま日本で最も優れた研究環境のひとつを体験しておいて損はありません。受講料は無料です。遠方より参加の場合は、格安ホテルを紹介いたします。

また、同日(3月15日)に開催されますCOEフェスティバルの参加も可能です。

この機会にぜひ、NAISTの設備、環境、そして人間に触れてみてください。

日時 2004年3月15日(月)〜3月16日(火)
場所 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
(〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5)
応募資格 2004年3月で大学3年生(高専専攻科1年生を含む)であること。
飛び級での大学院進学を考えている方は,大学2年生でも歓迎します。
性別、年齢、国籍、現在の専門分野などは問いません。
募集人数 20名程度。
応募者多数の場合は、学内にて選考いたします。
費用 無料。ただし本学への交通費はご負担願います。
応募方法

E-mailで受け付けます。応募先のE-mailアドレスは、spring2004@is.aist-nara.ac.jpです。
「氏名・連絡先・大学名・E-mailアドレス・電話番号・希望テーマ(第3希望まで)・宿泊斡旋希望の有無」を明記して申し込んでください。申し込まれた方には確認のメールを差し上げます。

応募締切 応募は締め切らせていただきました。多数のご応募ありがとうございました。

その他、ご質問等がございましたら、spring2004@is.aist-nara.ac.jpまで、遠慮なくお尋ねください。

スケジュール

3月15日
9:00
受付(ミレニアムホール1Fにて)
13:00
見学
16:00
ブリーフィング
16:30
各講座に集合
テーマ実習
18:45
3月16日
10:00
各講座集合
テーマ実習
17:00
17:15
修了証書授与式
18:00
 

研修テーマ

 現在のところ、次のようなテーマを予定しています。

テーマ名 概要
モデル検査ツールによる状態遷移システムの検証 状態遷移図で記述されたシステムにバグがあるかどうかを, モデル検査ツールを用いて検証します. 具体的には, 簡単なシステム(電子レンジや信号機など)を例にとり,
以下の要領で検証の実際を体験していただきます.
(1)システムの動作を状態遷移図で記述
(2)システムの仕様を時相論理式で記述
(3)モデル検査ツールSPINを用いてバグの有無を調べる
なお, 必要な予備知識は実習に入る前に講習します.
通信ミドルウェアとマルチメディアアプリケーション ソフトウェア基礎学講座で開発した携帯端末用ミドルウェアを用いたアプリケーションの構築・実験を行います.具体的なテーマは,(1) 携帯電話用グループ通信アプリケーション,(2) メタ情報によりQoS制御を行うビデオストリーミングシステム,(3)観光向けパーソナルナビゲーションシステムの経路探索アルゴリズムおよびGUIの作成,の中から選択し,プログラムの作成と動作実験を体験します.
制限事項:
テーマ(1),(3)についてはJava言語,(2)についてはC言語でのプログラム経験を持っている方に制限させて頂きます.
OPNETによるインターネット設計評価 高機能GUIを持つネットワークシミュレーションツール OPNET を使い、高速なインターネット通信を実現するネットワークシステムの設計・評価を行ないます。実習を通してネットワークトポロジーの特長やアプリケーションに対する通信ボトルネックの影響を学習します。
MATLABを用いたフライトコントロールシステムの設計 行列演算ソフトウェアMATLABを用い、数値最適化手法を活用したフライトコントロールシステムの設計を実習を行います。またシミュレーションにより設計結果を確認を行います。
MATLABによる統計処理プログラミング MATLABは、論理生命学分野で行われている神経科学・バイオインフォマティクスの研究に関わる統計的データ解析や、機械学習研究で広く使われているプログラミング言語です。当テーマでは、MATLABの基礎知識を修得していただき、実際のデータ解析を体験していただきます。
実時間画像処理によるインタラクティブVR カメラから取り込んだ動画像を実時間で処理し、カメラに見せた物体の色や形状を認識させるソフトウェアを制作し、実際のシーンの映像とコンピュータグラフィクスとを混在させた簡単なゲームをプレイ出来るVR空間を卓上に構築する。
音声音響信号処理 信号処理技術を用いて音声や音から情報を抽出する方法,および音声や音を合成したり様々に変換したりする方法について学ぶ.実習は音声認識,音源方向推定,音声合成,音場制御のテーマの中から参加者が希望する題材に基づいて行う.
ビジョンによるロボットの制御 ロボットのメカニズム、それを動かしているソフトウェアのしくみについて理解してもらうために、車輪式移動ロボットなどを画像情報に基づいて制御する手法について実習を行います。
ロボットアームのフィードバック制御
オープンソースソフトウェアにおけるコードクローン分析 コードクローンとは,コピー&ペースト等によって生じる重複コードのことであり,ソフトウェアの理解性や変更容易性を低下させる原因となる.本実習では,多数のオープンソースソフトウェアにおけるコードクローンの実態調査を行う.
LSIの設計と動作確認 CADツールを使った簡単な論理回路の設計体験を通して,言語による回路の記述法とLSIの設計法を学習します.また, 設計した回路をFPGA(書き換え可能なLSI)上で実際に動作させます.
CADを用いたLSIの設計とテスト 計算機援用設計(CAD)ツールを用いて,大規模集積回路(LSI)の設計を体験する.高位合成,論理合成,テスト生成の各ツールを用いて,「良い(高速動作,小面積,高テスト容易性)」LSI設計を探求する.
シミュレーション環境"E-CELL"を用いた分子レベルの細胞シミュレーション実習 慶応大学で開発されているE-CELLは、計算機上での分子レベルの細胞シミュレーション環境です。分子レベルのシミュレーションでは、反応速度式を利用することで時間軸にそった分子濃度変化を計算します。今回は自分で作成した簡単なモデルについて、シミュレーションを行って結果を確認しましょう。
制限事項:C言語のプログラミング経験があること
ゲノムデータと XML データ交換フォーマット標準である XML は,分子生物学の分野においてもさまざまなデータを記述するために広く用いられている.本研修では XML の基礎と関連技術についてのチュートリアル,バイオインフォマティックスを例題とした簡単な実習などを行う.
マイクロアレイ解析入門 マイクロアレイは、分子生物学の分野において遺伝子発現の解析に用いられる。本テーマでは、その基本的な解析手法をもちいて遺伝子発現プロファイルの類似性などの視点でゲノム情報に関するデータマイニングを行う。

大学へのアクセス

 遠方よりお越しになる方は下記ページを参考にお越しください。
 本学のウェブページ http://adw3.aist-nara.ac.jp/Info/access.html
 昼行・夜行高速バス
  奈良交通株式会社 http://www.narakotsu.co.jp/na_c/na_c060.html
  大阪シティエアターミナル(OCAT) http://www.minamiwest.com/ocat_site/bus_2.html

宿泊情報

スーパーホテル奈良
〒630-8114 奈良県奈良市芝辻4-2-7
Tel. 0742-35-9000, Fax. 0742-35-9170

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