情報科学研究科 オープンキャンパス
公開研究室一覧

情報処理学専攻
情報基礎学講座 展示会場:B506
展示内容:

計算機ソフトウェアの理論と実際

本講座では, 計算機ソフトウェアの理論やその応用, 使いやすいソフトウェアの開発などについて研究を行っています.現在の主要テーマである情報セキュリティ, ユーザインタフェース指向設計などから以下のような話題を選んで, パネルによる説明を行います.

パネル:
  • 情報セキュリティ:公平な匿名プロトコル, プログラムのセキュリティ検証
  • ユーザインタフェース指向設計:ユーザの負担が少ないWWW検索支援方式, インタラクティブシステムの設計法.
  • 誤り制御方式, 項書換え系とその応用, ソフトウェアの設計変更法.
ソフトウェア基礎学講座 展示会場: A616
展示内容:

パネルによる説明とビデオ上映によるネットワークミドルウェア等のデモ
コンピュータ設計学講座 展示会場:A306
展示内容:

概要:
  • VLSI-CAD: コンピュータを用いたコンピュータの設計
    コンピュータを自動で設計してくれるコンピュータをCADシステムといいます.CADシステムの発達によって,今日では,高性能・高機能でありながら,小型で信頼性の高いコンピュータが,私たちの身近なものとなりました.ここでは,CADシステムによってコンピュータが設計される様子をパネルやデモを用いて紹介します
  • 分散アルゴリズム・並列アルゴリズム
    多数の計算機やプロセッサを用いるアルゴリズムとして,分散アルゴリズムや並列アルゴリズムがあります.分散アルゴリズムは,ネットワーク上の計算機を効率良く使うために,それらをいかに独立した制御で動作させ,かつ,全体として無駄のない動きをさせるかを考えたアルゴリズムです.並列アルゴリズムは,プロセッサを複数持つ並列計算機上でいかに高速に計算するかを考えたアルゴリズムです.似て非なる2種類のアルゴリズムをデモやパネルを用いて紹介します.
パネルによる紹介:
  • コンピュータ/VLSI設計・テスト
  • ディジタルシステムの設計自動化/VLSI CAD
  • 並列アルゴリズム
  • 分散アルゴリズム
実演:
  • VLSI-CAD: コンピュータを用いたコンピュータの設計
  • 分散アルゴリズム・並列アルゴリズム
インターネット工学講座 展示会場:A513
展示内容:パネルを用いた、インターネット工学の説明
自然言語処理学講座 展示会場: A706 / A707
展示内容:

自然言語処理学講座では、計算機に人間の言葉を理解させるためにはどんなことが必要かを研究しています。日本語の文を計算機にわからせるためには、文を単語に分割し、文節の間の係り受け解析を行うなどの処理が必要になります。そのようなプログラムを大量のデータから自動的に学習する研究を紹介します。また、応用研究として、日本語の語学学習者のための支援システムや聾者のために難解な日本語文を簡単な文に言い換えるシステムのデモを行います。
  • 日本語/中国語の形態素解析
  • 機械学習を用いた日本語係り受け解析
  • 日本語学習者のための問題作成支援システム
  • 文章を簡単にする言い換え
知能情報処理学講座 展示会場:B715
展示内容:

1.日常記憶想起に関するデモ
2.複数台ロボットによる館内案内システムのデモ
  - ロボット間協調フレームワーク・ナビゲーションシステム -
3.赤外線画像センサを用いた手先動作の検出とプレゼテーションソフト操作のデモ
4.高解像度カメラを用いた人の表情変化検出手法(パネル)
像情報処理学講座 展示会場: A111, A208, A407
展示内容:

Wearable Computer応用事例,仮想現実感技術応用事例,
遠隔超音波診断(テレエコー)システム,人体臓器のVR可視化などデモによる説明
  • <Wearable Computer応用事例>
    HMD上で5指の指先に表示されたメニューを反対の手の人指し指で選択する、手軽でかつ直感的な入力インタフェース『てのひらめにゅう』などを
    提案している。
  • <仮想現実感技術応用事例などの紹介>
    自分の部屋にいる顧客と事務所にいるデザイナーがコミュニケーションを取りながら、同じ仮想空間を共有してインテリアデザインを行なうシステムなどを提案している。
  • <遠隔超音波診断(テレエコー)システム>
    遠隔地にいる患者を診断する際、患者の側にいる素人に医師が超音波プローブの当て方をリアルタイムで指示することで、医者が患者の側にいなくても診断を行なうことができる。
  • <アメリカンフットボールのVR訓練>
    実際の試合映像から選手の動きを解析し、それを三次元仮想空間で再構築することでビデオ解析を簡単化できる。さらに、没入型ディスプレイに投影することで選手の状況判断訓練に利用できる。
  • <人体臓器のVR可視化>
    腎臓糸球体を没入型スクリーンに投影し、インタラクティブなインターフェースを用いて観察することによって、腎臓糸球体の機能評価に役立てることを目的としている。
  • <電子白杖による障害者支援>
    三次元計測機能を白杖に搭載し,歩きながら周囲環境を計測し危険物や段差などの危険個所の検知を行い,視覚障害者にその情報を提示することができる.
音情報処理学講座 展示会場:B616, B608, B118, 1階ロビー
展示内容:

音声認識・合成,マイクロホンアレーによる音源分離,音の仮想臨場感再生

  • 音声対話受付案内ロボット ASKA (1階ロビー)
    声でコミュニケーションするヒューマノイド型受付ロボットです(ロボティクス講座他との共同開発).大学施設の案内や部屋の案内を,ジェスチャと音声会話で行うことができます.音声認識部では統計言語モデルとキーワードマッチングにより,自然な発話理解と意味抽出を行います.
  • 日本語ディクテーションシステム (B616)
    音声ディクテーション技術は,内容を限定せずに人間が話した言葉をすべて文字に書き起こそうという試みで,音声認識技術を集大成したものです.公開ではデモを行い,自分の話した言葉がパソコン上で実際に文字に変換されることを体験できます.
  • マルチモーダル音声認識・音声合成(B616)
    音声対話システムの高度化手法として動画像の利用が考えられます. ここでは、ユーザの唇の動きの動画像を利用した音声認識手法や、システムからの応答として音声とどもに顔画像を生成する技術を紹介します。
  • 音声分析・変換(モーフィング)・合成方法 STRAIGHT (B616)
    STRAIGHTは高い自然性を持つ音声を再合成できるボコーダ型の音声分析合成手法であり、話す速さや声の高さを大きく変化させても自然な音声を合成できます。ここではそのような様々な合成音声や、話者の声質の差の特徴を用いて音声の話者変換を行った音声を聞いてもらいます。
  • マイクロホンアレーによる音源同定 (B608)
    マイクロホンを手に持たずとも、どこから発声された音声でも、動的に追従しながら精度良く集音する技術です。公開では、2人の発声した複数音声をそれぞれ別個に取り出す音源分離のデモを行います。
  • 音の仮想臨場感トランスオーラルシステム (B118)
    反射・残響といった部屋の特性や,実際の空間における音の状態を制御することにより,聴取者に対して音の仮想現実感を提示することができます.ここでは,仮想的な音源を複数のスピーカシステムによって生成する「マルチチャネル・トランスオーラルシステム」とその設備を紹介します.
計算機構学講座 (客員講座) 展示会場:B414中廊下
展示内容:

20世紀中ごろに出現したフォン・ノイマン型のコンピュータでは,電子デバイス的にその性能向上の限界が近いといわれています.そのため、従来の計算方式からのパラダイム・シフトが多方面で要求され,新しい計算機構や方式の登場が待ち望まれています.本講座では,そのような新しいタイプの計算機構を以下の3つの観点から研究し,新科学技術の未踏領域の開拓を目指しています.当日はパネルによる展示および説明を行います.
  1. 大規模計算技法
  2. 非ノイマン型コンピューティング
  3. 設計支援
情報システム学専攻
言語設計学講座 展示会場:B407
展示内容:

本講座では、ハードウェア/ソフトウェアを融合し、言語を用いて設計、実装する研究を行っています。今回の研究室公開では、最新の研究成果を、デモを含めて紹介します。

【パネルによる紹介】
  • ハードウェア/ソフトウェア協調設計
  • LSI-CAD
  • 新しい計算機構
  • 量子計算機と量子アルゴリズム
  • アクティブソフトウェア
  • 建築空間記述言語による建築設計
【実演】

  • 構造可変なハードウェアのリアルタイム認識処理への応用とその C プログラムからの設計環境
  • Java プロセサ、音声認識チップ、視線方向推定システムなどの LSI 研究開発プロジェクトによる成果
  • 手話学習・表示システム
ソフトウェア工学講座 展示会場: B112
展示内容:

ソフトウェアの開発・利用・管理を支援する技術について研究しています.

パネルによる紹介:
  • ソフトウェアオーバーホール
  • 通信ソフトウェアにおけるサービス競合検出
  • 潜在コーディング規則に基づくバグ検出
  • ソフトウェア検索エンジン
  • コードクローン分析
  • ソフトウェア電子透かし
  • ソフトウェアの難読化,自己書き換え
実演:
  • アイカメラを用いたWebユーザビリティ評価
  • 秘書エージェントによるワークフロー支援
  • ネットワークを利用したソフトウェアの利用知識の共有
情報コミュニケーション講座 展示会場:A411
展示内容:

移動通信,ディジタル放送,大規模情報配信に関して情報コミュニケーション講座が行っている研究内容についてパネルで説明する.
視覚情報メディア講座 展示会場: B308, B棟3階エレベータホール
展示内容:

本講座では画像処理・認識,バーチャルリアリティ,複合現実感,人工知能とそれらを組み合わせた分野の研究を行っています.オープンキャンパスではそれらの中からいくつかの研究のデモとビデオとパネルによる研究紹介を行います.

B308(実演)
  • 全方位ハイビジョンカメラを用いたテレプレゼンスシステム
  • 全周計測型レーザレンジファインダ計測実演(研究科特別設備)
(ビデオ・パネルによる説明)
  • 動画像からの屋外3次元モデル復元 等
B棟3階エレベータホール(実演)
  • ウェアラブルコンピュータを用いた注釈提示システム
  • ネットワークを介した全方位カメラによるテレプレゼンスシステム
応用システム科学講座 展示会場:B607
展示内容:

【概要】
応用システム科学講座では Control & Communication をテーマとして
先端的な研究を行っています。

【パネル】
  • 数値最適化を活用した制御系設計 --- フライトコントロールシステム
  • 適応学習システムによる信号処理
  • ロバスト制御理論とネットワークダイナミクス
  • オプティカルインターネットに向けた動的波長設定法
  • TCPとの共存を目指したコンテンツ配信プロトコル
  • 有線・無線ネットワーク上でのTCPパフォーマンス
【デモによる説明】

(装置についてはこちら をご覧下さい)
  • ヘリコプタ運動制御実験
    自動操縦を目指した姿勢安定化のデモを行います。
  • インターネット遠隔操作による倒立振子の安定化
    ネットワークダイナミクスの検証実験となるデモを行います。
  • コンテンツ配信システム
    インターネット上で動画像を送受信するシステムのデモを行ないます。
  • ツールを用いたネットワークシミュレーション
    通信・放送統合型ネットワーク上での動画像通信のシミュレーションデモを行ないます。
システム制御・管理講座 展示会場:B119, B707
展示内容:

プラント/自動車の運転における人間・機械系の研究(B119)

  • 大規模で複雑なプラントのオペレータや、自動車のドライバーの支援を目的とした、次のような研究テーマについて紹介します。
    - 脳波など生理指標からの思考・心理状態の計測と解析
    - 認知過程のモデリング(ヒューマンモデリング)
    - ヒューマンエラーの分析と対策
    - プラント運転の技術・技能の伝承支援
  • ロボットアームによる物体把持(B707)
    複数の腕を用いて一つの物体を把持する際には、無理な力で物体を破壊しない、あるいは落とさないように、微妙な力制御を行う必要があります。本研究室では、応用として、球状のハンドを用いることでロボットの姿勢角に自由度を持たせ、力制御を行いつつ、特異姿勢の回避や障害物を回避して物体を搬送するための研究を行っています。実験結果のビデオを、ロボット実験設備
ロボティクス講座 展示会場: A111とA507,情報棟玄関受付
展示内容:

ロボットのような、実世界との相互作用に基づき機能するシステムでは、実時間での認識機能(リアルタイムセンシング)が重要となります。視覚情報・触覚情報などのリアルタイムセンシングに基づいて知能システムを構成する手法に関する研究内容をデモとパネルで紹介します。

実演の内容:
  • 視線対話型インテリジェント車椅子(A507): 高齢化社会の到来にともない,より安全で快適な「インテリジェント車椅子」の実用化が望まれています.本研究室では,ユーザの顔の向きを検出し,それをもとに走行動作を行う車椅子ロボットを開発しました.当日は,実際に見学者に搭乗して頂いて走行デモンストレーションを行います
  • リズム生成に基づく四足歩行ロボット(A507): 生物はリズムパターンに基づいて運動を行っていることが知られています。この手法を用いて動歩行を行う四足ロボットをロボットを開発中です。当日は、歩行のデモンストレーションを行います。
  • ASKA(玄関受付) 情報科学研究科の各講座で開発された要素技術を持ち寄り、一台の人型ロボット(tmsuk4)上に実装することにより、受付ロボットシステムの構築を目指しています。当日は、音声とジェスチャーによる案内のデモンストレーションを行ないます。
情報生命科学専攻
データベース学分野 展示会場: A708
展示内容:

●XMLデータベース
XML文書をDTDとは独立なスキーマで関係データベースに格納し,XPath問合せをSQLに変換することにより所望の部分文書の検索を行うXMLデータベースシステムのプロトタイプを紹介する.

●バイオインフォマティクスとデータベース
XMLをバイオインフォマティクスに利用する際に必要な,XMLデータの格納法や問合せ,データの表現の仕方などについて研究を行っており,注目したいゲノム情報を視覚的に閲覧できるプロトタイプシステムGeneAroundについてのデモを行う.

●ウェアラブルデータベース
ウェアラブルコンピュータにおけるデータベース技術の応用として,実時間データマイニング,情報フィルタリング,位置と地理情報を用いた映像検索を紹介する.

○XML文書検索エンジン
○Web文書間のリンクを考慮した検索システム
○言語横断型情報検索システム

(●…デモ/○…パネルまたはPowerPoint)
論理生命学分野 展示会場:A505
展示内容:

私達は「生命」と「知性」の実体を知り,モデルを作り,応用することを目的としています.そのための手法である「学習するシステム」に関する研究の紹介とデモを行ないます.
  • 統計的学習
    統計的学習とは,統計的手法を用いて知識を表現することです.私達が用いている統計的手法の解説と,その応用(ロボット制御・文字認識など)を紹介します.
  • 強化学習
    強化学習とは,報酬だけに基づいて,目的に合う行動を獲得するという機械学習です.詳しい説明と,強化学習で獲得した2足歩行シミュレーションなどのデモを紹介します.
  • バイオインフォマティクス
    酵母の胞子形成プロセスには数百を越える遺伝子群が関与すると言われています.DNAマイクロアレイによって測定された遺伝子の発現情報から,有意な情報を抽出するための統計的手法について説明します.
  • ニューロシミュレーション
    現在,神経細胞を計算機の中で生かすことができます.計算機内で動く神経細胞のデモと,神経細胞の応答の違いでその役割をクラスタリングする手法を解説します.
生命機能計測学分野 展示会場:B508
展示内容:

ナノからマクロにいたる様々な生命機能を計測するための研究設備を展示・紹介します。(デモ、パネルによる説明)
構造生物学分野 展示会場: バイオサイエンス研究科1階
展示内容: パネルによる説明
比較ゲノム学分野 展示会場:A506
展示内容:

パネル説明などを通して比較ゲノム学で使われるバイオインフォマティクス技術と比較ゲノム解析例を紹介する.生命の起源とは!....生命のシステムとは!...
蛋白質機能予測学講座(人材養成ユニット)
展示会場 : A506
展示内容 :

パネルによる説明およびパソコンによるデモを行ないます。
タンパク質の立体構造についての説明、立体構造予測、立体構造比較の説明を行ない、ポストゲノムシークエンス時代の焦点となるタンパク質の機能予測について解説します。
情報科学センター
展示会場:B206
展示内容:

ネットワーク計測,解析・マルチメディア・高速ネットワーク・モバイル,ユビキタス・グローバルコンピューティング・コミュニティウェアなどの研究グループによるパネルによる説明.
電子図書館
時間:11時〜15時30分
会場:奈良先端科学技術大学院大学附属図書館

●説明コーナー
場所:3階マルチメディア提示室(大)
時間: 11:20〜11:50, 13:30〜14:00, 14:10〜14:40, 14:50〜15:20, 15:30〜16:00(計5回)

内容:電子図書館の概要・電子化作業に関する説明、および電子化資料の検索・ビデオ放映等のデモンストレーションを通じて電子図書館についての理解を深めてもらう。


●体験コーナー
場所:3階マルチメディア提示室(小3)・2階閲覧室ブラウジングコーナー等
時間:11:00〜15:30

内容:本学電子図書館の電子資料を実際に検索・閲覧してもらう(担当者が操作説明し、見学者自身が端末を操作する)。