情報セキュリティ工学研究室の森本 康太さん(博士前期課程2年)が、2021年ハードウェアセキュリティ研究会若手優秀賞を受賞しました。(2021/12/10)

 ハードウエアセキュリティ研究専門委員会は、内外の研究開発動向を踏まえ、セキュリティ技術を、暗号アルゴリズム、暗号ハードウエア、ハードウエアの耐タンパー性、ハードウエアの真贋性等といったハードウエア面から俯瞰し、関連研究者が集う場を構築するとともに、ハードウエアセキュリティ分野を可視化することで次世代を担う若手研究者・学生の育成を目指すことを目的とするものです。この度、森本 康太さんらの発表した研究成果が、2021年ハードウェアセキュリティ研究会若手優秀賞に選出されました。 image
  • 受賞者 Awardee:
     森本 康太

  • 受賞研究テーマ Research theme:
    "RNS表現におけるペアリング計算に適したBEEAの逆元計算高速化の検討"
     本研究は、次世代の暗号化技術であるペアリング暗号技術の高速化を目指したものである。RNS表現を用いることでペアリング計算を小規模な回路で効率的に計算できることが知られているが逆元計算がボトルネックとなっていた。本研究では、近年提案された高速な逆元計算アルゴリズムを既存のアーキテクチャに適した回路として実装し高速化を達成した。
     
  • 著者 Authors:
     森本 康太、藤本 大介、林 優一
     
  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     この度は栄誉ある賞を頂き大変光栄に思います。
     本研究は、RNS表現におけるペアリング計算において新たな逆元計算手法を用いた高速化について検討したものでした。本研究の新規性や重要性が評価されたことを嬉しく思います。ご指導いただきました研究室の先生方には、この場を借りて御礼を申し上げます。

  • 外部リンク Links to:
    ハードウェアセキュリティ専門委員会 HP: https://www.ieice.org/~hws/gallery/index.html

>> 情報セキュリティ工学研究室 Information Security Engineering lab.