情報科学領域の学生らのグループが、JPHACKS 2021において、審査員特別賞、Innovator認定、Best Hacking Sprint Award、Finalist Awardを受賞しました。 (2021/11/20)

 JPHACKS(ジャパンハックス)は、学⽣を対象にした⽇本最⼤規模のハックイベントで、2014年より全国の複数都市で開催されています。2020年からはオンライン開催となり、1週間の開発期間を経て、Hacking Sprintと呼ばれる予選で各チームが作品を発表し、審査員によって選ばれた上位チームのみがAward Dayと呼ばれる最終成果発表会に進出します。JPHACKS 2021では、2021年10月30日に開催されたHacking Sprintに79チームが参加し、上位の16チームが同年11月20日開催のAward Dayで最終成果発表を行いました。
 Hacking Sprintでは激戦区となったBブロック(関東地区の19チーム)において、スポンサーと観客から最も多く投票を集めた作品に贈られるBest Hacking Sprint Awardを受賞し、Award Dayの進出者となるFinalist Awardに選ばれました。Award Dayでは、3チームのみに贈られる審査員特別賞を受賞し、審査会からチームの各メンバーがInnovatorとして認定されました。
  • 受賞チーム Awardee:
     田中 誠也(M2),廣野 智秋(M1) (大規模システム管理研究室)
     杉浦 智基(M2) (ソフトウェア設計学研究室)
     池上 綾乃(M2) (ソフトウェア工学研究室)
    geiot
    写真は左から廣野 智秋さん・杉浦 智基さん・田中 誠也さん・池上 綾乃さん

  • 受賞プロダクト Awarded product:
      "積ん読を解決するしおり「ブックロウ」"
     ブックロウは、ユーザが本を読まずに積んでしまう問題を解決するしおり型デバイスです。ユーザは専用のスマートフォンアプリから本を登録し、しおり型デバイスを本にはさみます。ブックロウはしおりデバイスを用いて読み終えたページ数を自動で計測し、専用の小型ディスプレイに読書状況を表示することで、ユーザの読書活動を促します。

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     JPHACKS2021はソフトウェアに特化した作品が大部分を占める中、私たちはハードウェアも活用した作品に挑戦しました。審査ではこの点が評価され、発表後には審査員やスポンサーの方々から想像を超える反響を頂きました。ブックロウには様々な技術要素が含まれており、また完成までの作業量も膨大でした。得意分野が異なるメンバー4人それぞれが能力を発揮し、最後まで諦めずに走り抜けた からこそ、このような結果が得られたのだと思います。苦しい場面も多々ありましたが、この4人のメンバーでJPHACKSに参加し、賞を頂けたことを誇りに思います。

  • 外部リンク
    - 作品紹介ページ: https://github.com/jphacks/B_2109
    - JPHACKS 2021 Award Day結果: https://jphacks.com/information/result-report2021/

>> 大規模システム管理研究室/Large-Scale Systems Management lab.
>> ソフトウェア設計学研究室/Software Design and Analysis lab.
>> ソフトウェア工学研究室/Software Engineering lab.