生体医用画像研究室の本田修平さん(博士前期課程2年)が、第39回日本医用画像工学会大会において奨励賞を受賞しました。(2020/11/13)

 第39回日本医用画像工学会大会は2020年9月17日~19日にオンライン開催されました。日本医用画像工学会は、医用画像工学や、医用画像工学に関連する研究の連絡提携をはかるために設立された学会であり、それにより学術の発展と人類の福祉に寄与することを目的としています。
 本賞は、日本医用画像工学会がその年度の大会で優れた研究成果をあげた若手研究者(会期終了時点で40歳未満)に贈られる賞です。プログラム委員や座長がその年度の発表者の研究発表を聞き、授与する研究者を大会終了後に選考します。
  • 受賞者 Awardee:
     本田 修平
    Fujimoto

  • 研究テーマ Research theme:
    "大規模放射線読影レポートデータベースによるBERTモデルの事前学習とそれを用いたCT画像の撮影目的の推定"
     我々の研究グループでは、人体の筋骨格に関する新たな解剖学的知識を獲得するために、CT画像にディープラーニングを適用して、筋骨格解剖パラメータの統計解析を行ってきました。しかし、画像からの情報だけでは患者固有の疾患背景が不明なことが問題でした。そこで、これを明らかにするために、ディープラーニングを用いた言語解析の手法を用いて、CT撮影時に作成される文章(読影レポート)から患者固有の疾患背景を推定し、画像解析と融合する手法を提案しました。

  • 著者 Authors:
     本田修平、大竹義人、高尾正樹(大阪大学)、荒牧英治、矢田俊太郎、合田憲人(国立情報学研究所)、佐藤真一(国立情報学研究所)、橋本正弘(慶應義塾大学)、明石敏昭(順天堂大学)、菅野伸彦(大阪大学)、佐藤嘉伸

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     この度は、このような賞を頂き大変光栄に思います。今回の受賞は先生方々や共同研究者の方々、スタッフの方々のご指導やご支援があってのことだと思います。今後とも研究に精進していきたいと思います。

  • 外部リンク Links to:
     第39回日本医用画像工学会大会のHP:http://jamit2020.jamit.jp/

>> 生体医用画像研究室 Imaging-based Computational Biomedicine lab.