知能コミュニケーション研究室の石橋陽一さん(博士前期課程2年)らが、NLP若手の会 (YANS) 第14回シンポジウムにおいて、奨励賞を受賞しました。(2019/8/28)

 NLP若手の会 (YANS) は、自然言語処理および関連分野の若手研究者・若手技術者の交流を促進し、若手のアクティビティを高めることを目指したコミュニティです。YANS は Young Researcher Association for NLP Studies の頭文字をとったものです。第14回シンポジウムは、2019年8月26日から28日までの3日間、札幌で開催されました。
 NLP若手の会奨励賞はこれから始まる、または始まったばかりの研究を奨励することを主旨とするものであり、現時点の研究の完成度よりもアイディアの面白さ、及び新規性や発展性への期待を重視し、参加者の投票によって選考されます。
tanaka
  • 受賞者/著者 Awardee/authors:
    石橋 陽一、須藤 克仁、吉野 幸一郎、中村 哲
    Ueda
    写真は石橋 陽一さん

  • 受賞研究テーマ Research theme:
    "鏡映変換に基づく埋め込み空間上の単語属性変換"
     単語が持つ特定の属性を変えることはデータ拡張などに活用が期待されます。一方でアナロジーを用いた手法では入力する単語がそもそもどのような属性を持っているのかといった事前知識が必要でした。本研究では、埋め込み空間上のベクトルの位置を相互に反転させる鏡映変換を導入することで事前知識を用いず属性を変換する新たな表現学習の枠組みを提案しました。

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     この度は奨励賞にご選出いただき光栄に思います。 ご指導頂いた先生方、活発に議論してくださった同期の方々には心より感謝を申し上げます。 引き続き一層研究に精進していきたいと思います。

  • 外部リンク Links to:
    NLP若手の会 (YANS) 第14回シンポジウムのHP: http://yans.anlp.jp/entry/yans2019

>> 知能コミュニケーション研究室 Augmented Human Communication lab.