光メディアインタフェース研究室の石井大地さん(博士前期課程2年)らが、 Visual Computing 2019において優秀ポスター発表賞を受賞しました。(2019/6/29)

 Visual Computing 2019(VC2019)は、未来のコンピュータ・グラフィックス(CG)技術の発表の場であると同時に、産学の垣根を超えて技術者、研究者、クリエイターの皆様が交流する会議です。世界的にもハイレベルなCG技術の研究開発から、現場への技術還元まで、幅広く議論します。27回目を迎える本年度は、2019年6月27日〜29日の日程で早稲田大学国際会議場1階 井深大ホールで開催されました。 優秀ポスター発表賞は、開催された3日間のうち1日ごとに参加者の投票で最も優れたポスター発表に対して授与されました。
  • 受賞者/著者 Awardee/Authors:
     石井 大地、久保 尋之、舩冨 卓哉、前島 謙宣(OLM Digital, Inc. / IMAGICA GROUP Inc.) 、中村 哲、向川 康博
    Ueda
    写真左から前島謙宣さん、石井大地さん、久保尋之助教、岩崎慶 和歌山大学准教授(プログラム委員長)。
  • 研究テーマ Research theme:
    "U-netによるセマンティックセグメンテーションを用いたアニメ線画の自動彩色"
     アニメ制作工程における彩色作業は、大量の線画を手作業で彩色しており、手間のかかる作業であることが知られている。そこで、本研究ではアニメ線画における彩色作業の自動化を目的とする。本研究の特徴として、キャラクタの色を意味ラベルとみなすことで、線画への彩色をセマンティックセグメンテーションの枠組みを用いる。なお、セマンティックセグメンテーションのアーキテクチャはEncoder-Decoder型のFully Convolutional Network(FCN)の一種であるU-netを用いた。さらに、U-netの実行結果に対し、後処理として領域に基づいたクリーニングプロセスを適用することで、アニメらしさを反映した自動の彩色技術を実現した。
  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     この度はこのような賞を頂き、大変光栄に感じております。 学会前にぎっくり腰になり発表が危ぶまれていましたが、皆様のご支援のおかげで受賞できたと感じております。本研究を進めるにあたってご指導頂きました共著者の皆様、また、研究室の先生方に深く感謝致します。今回の受賞を励みにして、さらに精進していきたいと思います。
  • 外部リンク Links to:
     Visual Computing 2019のHP:http://cgvi.jp/vc2019/

>> 光メディアインタフェース研究室 Optical Media Interface lab.