情報セキュリティ工学研究室の鍛治秀伍さん(博士前期課程2年)が、ハードウェアセキュリティ夏のワークショップにおいて最優秀ポスター賞を受賞しました。(2018/9/28)

 「ハードウェアセキュリティ夏のワークショップ」は、ハードウェアセキュリティに関する新たな脅威の発見、評価法の提案、対策技術の提案などを行い、口頭発表及びポスターを通じて研究成果について議論を行うワークショップです。2018年9月27日~9月28日の日程で生駒山ろく公園ふれあいセンターにて開催されました。

  • 受賞者/著者 Awardee/Authors:
     鍛治 秀伍
    Takatani
    写真は鍛冶さん


  • 研究テーマ Research theme:
    "不正な回路改変を用いた機器のイミュニティ操作に関する研究"
     本研究では、ハードウェアトロイ (HT) を用いて機器のイミュニティを局所的に低下させ、特定周波数の電磁波を印加することで、攻撃対象となる部位のみ意図的に電磁気的な変化を生じさせ、機器内部で扱われているデータやコマンドの書き換え、もしくは生成を行う新たな脅威を発見すると共にこうした脅威を抑止するための対策手法に関する提案を行いました。

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     ハードウェアセキュリティの研究では暗号実装に関わる研究が多い中で、今回発表した新たな脅威の発見が評価され、大変嬉しく思います。研究室の先生方には初期のアイデアから実験に至るまでご指導頂き この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。

>> 情報セキュリティ工学研究室 Information Security Engineering lab.