生体医用画像研究室の森口和也さん(博士前期課程2年)が、日本医用画像工学会より奨励賞を受賞しました。(2017/9/13)

第36回日本医用画像工学会大会は2017年7月27日~29日に亘って開催されました。 日本医用画像工学会は、医用画像工学や、医用画像工学に関連する研究の連絡提携をはかるために設立された学会であり、それにより学術の発展と人類の福祉に寄与することを目的としています。
本賞は、日本医用画像工学会がその年度の大会で優れた研究成果をあげた若手研究者(会期終了時点で40歳未満)に贈る賞です。プログラム委員や座長がその年度の発表者の研究発表を聞き、授与する研究者を大会終了後に選考されます。
  • 受賞者 Awardee:
    森口 和也
    Raula
  • 受賞テーマ Research theme:
    "形状特徴を用いた肝線維化の状態進行度推定"
    侵襲的な肝生検に代わる、非侵襲的な肝線維化の診断手法の確立が求められており、私たちは疾患に伴う肝臓形状の変形に着目し、研究を進めてきました。 本発表ではMR画像から抽出した肝臓形状を入力とする識別器を構築し、PLS回帰によって線維化ステージを推定する手法を提案しました。

  • 著者 Authors:
    森口和也 大竹義人 堀雅敏 岡田俊之 今井康陽 大城幸雄 富山憲幸 佐藤嘉伸

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
    この度は、このような賞を頂けて大変光栄に思います。自分に縁のないものと思っておりましたので、受賞の通知を受けて、唯々驚いております。この受賞は先生や先輩方、スタッフの方々のご指導やご支援があってのことだと思います。 本研究は医師との共同研究で、興味深い意見やアドバイスを多々頂くことができ、とても良い経験となりました。
    研究中は、思うような結果が得られず、苦しい時期もありましたが、実験の途中結果をよく観察し、一歩一歩研究を進めたことが受賞に繋がったのだと思います。 これを新たな出発としてまた初心に戻り、精進していくつもりでおります。ありがとうございました。

  • 外部リンク Links to:
    日本医用画像工学会 HP: https://www.jstage.jst.go.jp/browse/mit/-char/ja/

>> 生体医用画像研究室 Imaging-based Computational Biomedicine lab.