自然言語処理学研究室の井上剛さん(博士前期課程2年)らが、自然言語処理研究会優秀研究賞を受賞しました。(2017/7/20)

第232回自然言語処理研究会は、2017年7月19日および20日に首都大学東京において開催されました。自然言語処理研究会優秀研究賞は、本研究会において投稿された予稿の中から有用性、斬新性、将来性等の点で特に優れたものを表彰するもので、研究会の幹事と運営委員からなる選考委員会が選考します。
  • 受賞者 Awardees:
    井上剛(M2),進藤裕之,松本裕治
    labol
  • 受賞研究テーマ
    "アラビア語の高粒度な品詞タグ付けのための辞書情報を活用した形態統語的カテゴリの同時予測"
    本研究では、形態的に豊かな言語のひとつであるアラビア語に対する品詞タグ付けを、マルチラベル・マルチクラスの系列ラベリング問題として定式化し、タグの候補についての辞書情報を活用しながら、マルチタスク学習の枠組みを用いて格や文法性などの形態統語的カテゴリを同時に予測することで、これまで報告されている最高性能の品詞解析器を上回る性能を達成しています。

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
    学部時代に専攻していたアラビア語についての研究でこのような賞を受賞でき、とても嬉しいです。ご指導くださった先生方、多方面から協力してくださった研究室ならびに職員のみなさまに感謝申し上げます。アラビア語への強い思いを研究に繋げられるよう、今後とも頑張りたいと思います。

  • 外部リンク Links to:
    情報処理学会 自然言語処理研究会(NL) HP: https://nl-ipsj.or.jp/2017/07/03/nl232_program/

>> 自然言語処理学研究室 Computational Linguistics lab.