ソフトウェア工学研究室の伊原彰紀助教らが、The 13th International Conference on Open Source Systems 2017においてBest Paper Awardを受賞しました。(2017/5/23)

The 13th International Conference on Open Source Systems (OSS) 2017 は2017年5月22日、23日にアルゼンチンで開催されたフリー/オープンソースソフトウェアに関する最大の国際会議です。本国際会議に採択された15件の論文から優れた論文がBest Paper Candidateとして選出され、さらにその中から優れた発表1件に本賞が与えられました。
  • 受賞者 Awardees:
    伊原彰紀、藤林大毅,Raula Gaikovina Kula、松本健一(ソフトウェア工学研究室)、諏訪博彦(ユビキタスコンピューティングシステム研究室)
    ihara
  • 受賞テーマ
    "Understanding When to Adapt a Library: A Case Study on ASF Projects"
    近年、ソフトウェア(特にオープンソースソフトウェアライブラリ)を再利用したシステム開発が増加し、再利用する高品質なソフトウェアの選択手法が求められています。 本論文では、Apache Software Foundationの415件のシステム開発で再利用されるソフトウェアを継続的に利用しているか否か(導入後にバージョンダウンしているか否か)を調査した成果を発表しました。我々の調査から、リリース頻度が低いソフトウェアの導入はバージョンダウンする可能性が高いことを明らかにしました。

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
    本研究は、ソフトウェア工学研究室にて取り組んできたオープンソースソフトウェアに特化した研究(オープンソースソフトウェア工学)の一つのテーマであり、オープンソースソフトウェアを対象とする本会議で名誉ある賞をいただくことができ光栄に思います。本研究は藤林さん(修了生)が博士前期課程だった頃に進めていた研究を拡張したものです。藤林さんをはじめ、お力添え頂いたソフトウェア工学研究室のRaula Gaikovina Kula特任助教、松本健一教授、ユビキタスコンピューティングシステム研究室の諏訪博彦助教に、この場を借りてお礼を申し上げます。本賞を励みにこれからも邁進してまいります。

  • 外部リンク Links to:
    OSS2017 HP: http://oss2017.lifia.info.unlp.edu.ar/blog/

>> ソフトウェア工学研究室 Software Engineering lab.
>> ユビキタスコンピューティングシステム研究室 Ubiquitous Computing Systems lab.