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計算システムズ生物学研究室の藤原一優さん(博士前期課程2年)が、電気関係学会関西連合大会において、奨励賞を受賞しました。 (2015/03/11)

現代生活において電気は様々な形で幅広く利用されており、発展を続ける電気技術において、各々の専門領域に基づいて設立された学会(電気学会、電子情報通信学会、照明学会、映像情報メディア学会、日本音響学会、電気設備学会)で議論される学術的課題を横断的に議論する共通の場として、各学会の関西支部を中心とした電気関係学会関西支部連合大会が実施されています。連合大会奨励賞は、連合大会において優秀な講演発表をされた方に贈呈されます。授賞式は4月17日。
  • 研究テーマ Research theme
    "主成分分析を用いた顕微鏡画像内粒子の三次元位置推定法"
    光ピンセット顕微鏡内にて観察される粒子の三次元位置推定法の開発を行いました。
    光ピンセット技術とは、微小物体に集光レーザービームを照射することにより発生する放射圧を用い、顕微鏡下で対象を三次元的に捕捉、操作を可能とする技術です。
    三次元的な捕捉,操作が可能ですが、現状、対象物の位置決定は顕微鏡観察面からの面内位置決定にとどまり、光軸位置は把握できていません。計測可能になれば、このような新たな技術を提供できる可能性があります。
    そこで、本研究では画像内の粒子像が光軸位置や粒径の変化により異なることから、その強度分布を抽出し、主成分分析を用いて解析することで光軸方向位置の推定する手法の提案を行い、開発しました。

  • 受賞者

    藤原 一優

  • 受賞者のコメント
    この度は、平成26年度電気関係学会関西連合大会において奨励賞に選出頂いたこと、大変光栄に存じます。本研究を進めるにあたり貴重なご意見や、ご指導いただいた先生方に深く感謝いたします。これを励みに、これからも研究活動に注力したいと思います。

>> 計算システムズ生物学研究室 Computational Systems Biology lab.