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知能コミュニケーション研究室の宮﨑亮一さん(博士後期課程2年)らがBest Paper Award for APSIPA ASC 2013を受賞(2013/10/30)

同賞は国際会議APSIPA2013に採択された論文のうち,同分野の専門家による厳選な審査を経て選出された3本(画像処理,音響処理,信号処理から1本ずつ)の論文に授与される賞です.

APSIPA2013 ASC

  • 受賞研究テーマ
    受賞した論文のタイトルは「Toward Musical-Noise-Free Blind Speech Extraction: Concept and Its Applications」です. 我々はこれまでに,雑音抑圧を施す際に,「ミュージカルノイズ」と呼ばれる人工的な雑音を発生させない手法を提案してきました.しかし,これまでの手法は非定常性の強い雑音に対応できないという問題がありました. 本論文では,この問題を解決するために,これまでの提案手法をマイクロホンアレーを用いたブラインド音声抽出手法に拡張しました.そして,比較実験より提案法の有効性を明らかにしました.本研究は「テレビ会議システム」や「補聴器」などの人が聞くシステムに導入することで, 高品質な音声をユーザに届けることが期待できます.

  • 受賞についてのコメント
    この度はこのような素晴らしい賞を頂き,大変光栄に思います.ご指導いただいた先生方や共同研究の皆様に深く感謝申し上げます.

>> 知能コミュニケーション研究室