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視覚情報メディア研究室の河合紀彦助教、佐藤智和准教授、横矢直和教授が2013 IEEE International Symposium on Mixed and Augmented Reality (ISMAR 2013)においてBest Poster - Honourable Mentionを受賞しました(2013/10/03)

国際会議ISMAR2013に採択されたポスター発表30件から、Best Posterが1件、Best Poster - Honourable Mentionが2件が選ばれました。 本受賞は、Best Poster - Honourable Mention 2件のうちの1件です。 今年で12回目となる同国際会議は、複合現実感・拡張現実感・バーチャルリアリティの研究成果が発表される著名な国際会議の一つです。

  • 受賞研究テーマ
    "Diminished Reality Considering Background Structures"
    本研究では、動画像中の不要な実物体を除去し、その背景画像を周辺の情報から推定し合成することで、 まるで対象実物体がその場に存在しないかのような動画像をリアルタイムで生成します。 このような現実環境から実物体を取り除く技術は、動画像に仮想物体を追加する等で現実環境を拡張する拡張現実感(Augmented Reality:AR)に対して、隠消現実感(Diminished Reality:DR)と呼ばれます。 本研究は、拡張現実感と組み合わせることで、街中にある看板や設備を動画像中から除去し新たな物体を追加して景観をシミュレーションしたり、 室内で家具を取り除き新たな家具を配置して家具配置をシミュレーションする等のアプリケーションに利用されます。
    参考動画(Youtube)

  • 受賞についてのコメント
    会議のバンケットの中で、以下の受賞理由で表彰されました。
    ・I think there is quite a bit of novelty
    ・This poster presents interesting results
    ・This is a valuable contribution to the field and relevant to the ISMAR Community
    技術的には比較的単純な手法だと思いますが、新規性・面白い結果・コミュニティへの貢献を評価していただけたことを嬉しく思います。 今回の研究に関係する皆様に深く感謝するとともに、これを励みにより面白い研究結果を出せるよう努力していきたいと思います。

>> 視覚情報メディア研究室