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インタラクティブメディア設計学研究室の欅惇志さん (D3) が最優秀論文賞 (PhD セッション) を受賞(2013/06/08)

第5回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (2013/3/3-5) において, インタラクティブメディア設計学研究室の欅惇志さん (博士後期 3 年) が最優秀論文賞 (PhD セッション) を受賞しました. 最優秀論文賞 (PhD セッション) は,PhDセッション評価シートによる評点を元に上位5件程度を論文賞候補として選定し, 論文賞選考委員会にて候補論文を精読の上,最優秀論文賞1件を選考します. なお,PhD セッションは博士課程後期の学生,博士課程後期に進学希望の学生,博士号取得後5年以内の若手研究者を 対象としたセッションです.

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  • 受賞研究テーマ
    「更新を考慮した XML 部分文書検索システムの精度の改善」
    従来の文書検索システムでは文書全体を検索結果としてユーザへ提示しているのに対して,XML 部分文書検索システムでは, ユーザが求める情報のみを検索結果として提示することを目指すため,検索時のユーザの負担を軽減します. また,ビックデータという言葉で表現される通り,現在 Web 上では膨大な量のデータが常に更新され続けています. 検索システムがこれらの更新を直ちに反映させることは非常に重要ですが,更新速度の高速化を優先させた場合には, スコアリングで用いる統計量を正確に計算できないために検索精度が低下するという問題が明らかになっています. そこで本研究では,少量のデータから正確な統計量を推定する手法の提案などを行いました.

  • 受賞についてのコメント
    この度,最優秀論文賞 (PhD) を頂きまして,大変光栄に思っております.今回頂いたのは PhD セッションの賞ですので, いつか一般セッションで論文賞を頂けるように,今後ともより一層研究に邁進いたします.

>> インタラクティブメディア設計学研究室