<TITLE>NAIST-IS-MT1651039: Hiroto Kawabata</TITLE>

</HEAD>

<BODY bgcolor=ffffff> 

<H2>複数送電コイルを用いたワイヤレス給電システムの

最大効率に関する理論解析</H2>

<H2>河端洋人 (学籍番号:1651039)</H2>

<HR>

本研究は,任意の数の送電コイルを用いたワイヤレス給電システムの最大電力伝送効率に関する理論解析を行う.複数の送電コイルを用いたワイヤレス給電システムは受電コイルの位置に応じて送電コイルに流れる電流を制御することで,受電コイルに磁気エネルギーを集中させることが出来る.よって従来のシステム(送電コイル1つ,受電コイル1つ)に比べ受電コイル配置の自由度が高いことが利点である.しかし,送電コイル間に相互結合(クロスカップリング)が存在するため,従来の11システムにおける最適化手法を適用するだけでは電力伝送効率は低下する.そこで本研究では,複数送電コイルを用いたワイヤレス給電システムにおける電力伝送効率(RF-to-RF)の最大化条件(最適送電コイル電流,最適負荷インピーダンス)とその条件下で得られる最大電力伝送効率の理論式について検討する.送受電コイル電流を用いて電力伝送効率を表し,一階必要条件に基づいてシステムの効率最大化条件を導く.その結果,効率最大化条件に基づきシステムを最適化すると,クロスカップリングの影響を完全抑制することができ,最大電力伝送効率が得られることが判明した.電磁界シミュレーションと実機実験で解析結果の有効性を確認した.

<p>


<p>

<HR>

</BODY>