高精度屋内位置情報を利用した直感的な家電操作システム

今岡 純 (1351043)


家庭内において,家電が増えるにつれリモコンの数が増え,同時に機能も増えるため,そのボタンの数が増加するという問題がある, 1台のリモコンで複数の家電を操作できる学習リモコンは,リモコンの数を減らすことは可能であるが, 家電の選定をボタン操作で行う点や,ボタンの多さから,操作の煩雑さの十分な解決には至っていない. 本研究では,リモコンで家電を指すという直感的な動作により制御対象の家電を選択し, 液晶に表示されるリモコンを用いて,ボタン操作により家電を制御する,という直感的な家電操作システムを提案する. そのために我々は,三次元屋内位置情報が取得できることを前提としたスマートハウス環境内において, 三次元位置センサの発信機を2台備えたリモコンデバイスを用い, 2台の位置センサ情報からリモコンの向きと角度を計算し,その先にある操作対象家電を推定する. 提案システムにおいては通常のリモコン操作に比べ平均操作時間が約1.3倍になるが, 複数のリモコンを1つに集約するとともに,100%の認識率が達成できることを確認した. ユーザがシステムの操作に熟練するに従って,この操作時間は短縮されると考えられる. またユーザビリティ評価により,効率性と操作の覚え易さにおいて優れていることが確認された.