特定動作姿勢推定のための学習過程におけるモーションキャプチャとデプスセンサの位置合わせ法

森本 佳志 (1251108)


本研究では,デプスセンサを用いた人体姿勢推定の精度を向上させるための, 正確な学習データ生成法を提案する. この姿勢推定には,姿勢とその姿勢におけるデプス特徴を対応付ける事前学習 が必要であり,既存研究ではその学習にCGデータを用いている. そのため,学習に実データであるモーションキャプチャデータを用いることで,学習精度を高めることが期待される. しかし,モーションキャプチャとデプスセンサの出力の間には,時間的・空間的なずれが存在するため, 2つの出力を揃える必要がある. 時間的なアラインメントは,キーフレームの同期によって実現する. 空間的なアラインメントのためには,デプス画像から人体領域を正確に抽出し, その領域とモーションキャプチャのスケルトンが一致するように 回転,平行移動,拡大縮小の7次元非線形最適化問題を解く. さらに,モーションキャプチャによって計測される関節位置と, デプスセンサによって推定される関節位置の違いを考慮しなければならない. 本研究ではこれらの問題を解決し,位置合わせを行う. また,位置合わせ結果に基づいて姿勢推定実験を行い, 位置合わせの有無が姿勢推定精度に与える影響を調べ,提案法の有用性を示す.