インターバル 3 次元形状計測を用いた環境変化の識別

田辺 雅人 (1251060)


近年,大規模な環境において時間経過による環境の変化(以下,経時変化)を 検出する技術が求められている.これまで経時変化の検出はカメラによる視覚情 報に頼らざるを得なかったが,近年,3次元形状計測装置の進化により,2 次元 の外観的な変化のみならず,3 次元の形状変化を検出することが可能になってき ている

本論文では,3次元計測装置を用いたインターバル計測により環境の変化を識 別する手法を提案する.LIDAR から得られた 3 次元ポイントクラウドを用いて ICP-SLAM を行うことで各時間ごとに環境地図を生成し,生成した地図同士の差 分をとることで経時変化した領域を検出する.さらに検出した領域に対し,異な る時間に各観測地点から見た距離画像と比較することで変化点を分類する手法を 提案する.環境中の変化の検出や分類の評価実験により本手法の有効性を確認し,最後に実環境に適用した例を示す.