環境の形状情報を付加した人間の動作分類に基づく3次元セマンティックマップの生成

木村孝広(1251037)


日常生活空間においてロボットが人に対して適切なサービスを提供するには,人の動作や人の使用する物体の機能の両方を加味 して人の行為を認識する必要がある.本研究は,3次元の物体の形状を記述し,それらの特徴と人の動作の特徴を統合したものを分類することで,人の行為を認識することを目指す.通常,人が物を扱うには,対象物体に直接触れて働きかける必要がある.したがって,人と物体間で可能な力・トルクのかかり方を見ることで,対象物体の機能を記述できると考えられる.力・トルクのかかり方は,対象物体の表面形状(例えば,法線)と強い結びつきがあるため,本研究では物体の形状の記述方法として,EGI(Extended Gaussian Image)のような表面の法線分布を用いる手法を提案する.実験により本手法の有用性を検証する。