パーティクルフィルタを用いた生体内RFIDタグ位置推定手法

今井 弦 (1251014)


本発表では生体内に埋め込まれた極小RFID (Radio Frequency Identification) タグからの信号をパーティクルフィルタを用いて解析し,三次元で位置推定する手法を提案する.RFID技術に基づいた複数の腫瘍の位置や大きさを特定するマーキングシステムは既に共同研究者の高畑氏らによって提案されている.しかし特定のアプリケーションでは効率的ではあるが,広範囲走査による時間と技量の問題,呼吸による臓器形状の変化や相対角度による受信信号の問題,ならびに複数アンテナ利用時の患者負担の問題がある.

そこで,これらの問題を解決する手法としてパーティクルフィルタを用いた三次元位置推定手法を提案する.ここでは観測モデルに相対角度を考慮した信号モデルを導入し,センサアンテナにおける受信信号電力,位置,方向をパーティクルフィルタを用いて解析することでRFIDタグの位置を視覚的に推定し追従する手法を用いる.コンピュータシミュレーション結果より提案手法がRFIDタグの位置を三次元で推定及び追従することが可能であることが確認出来た.