トラブルシューティングに用いるオントロジーの作成と効果の検証

神田慎也 (1051036)


現在のネットワーク環境は,様々なソフトウェアやサービスが重なり合っている. そのため,トラブルが発生した際,ソフトウェアやサービスに因果関係があり,それぞれで干渉し合うためトラブルシュートすることは難しい. トラブルシュートは,経験によって問題の切り分けやツールの利用方法が異なるため,初心者と熟練者では対応方法が異なる.

そこで本稿では,トラブルシューティングの際に熟練者の知識を初心者でも利用できるようなオントロジーの作成を行う. 熟練者の知識を利用するものとして,特定の領域に特化したものにエキスパートシステムが存在しているが,オントロジーは知識のフレームワークである. そのため,オントロジーを利用して作成したシステムは,エキスパートシステムと同等と考えることができる. オントロジーの表現力を示すために,トラブル発生時にシングルユーザモードでトラブルシュートを行う場合のシナリオを表現する. シングルユーザモードでのトラブルシュートを表現することによって,オントロジーの記述性を証明する.