統合型ステアリングスイッチの提案と評価

藪中 翔 (1051119)


近年、自動車にはカーナビゲーションシステムを始めとする様々な情報機器が 搭載されるようになった。これにより、ドライバの利便性は向上したが、インタ フェイスの複雑化による、操作中の運転行動への影響が懸念されている。この問 題を解決するための新しいHMIとして、ディスプレイなどの表示装置に車載機能 を階層メニュー表示し、入力デバイスを介して操作させるHMI(Human Machine Interface)が提案されている。

本研究では、近年多くの車に車載されるようになった統合スイッチ、ステアリ ングスイッチの課題である入力デバイスへの視線移動の誘発を解消させるため、 新しい入力デバイスとして「統合型ステアリングスイッチ」を提案した。この提 案型スイッチと従来型スイッチの安全性、使いやすさを、ドライビングシミュレ ータを用いた実験により評価、比較した。実験の結果、従来型で見られた入力デ バイスへの視線移動を、提案型スイッチは誘発しないことが確認された。一方、 提案型スイッチは、細かい調整操作が難しい問題点があることが分かった。