多重閉塞発生時のマイクロリアクタの閉塞チャネル診断法
坂本 伸英 (1051048)
数10μmから数100μm幅のマイクロチャネル内で化学反応,分離を行うマイクロリアクタは,高機能,高付加価値化学製品の新たな生産用デバイスとして注目されている.マイクロリアクタの生産プロセス化における課題の一つにチャネル閉塞がある.従来法では二つの閉塞チャネル同時検出法を提案しているが,数値流体力学(CFD)シミュレーションによるデータベースサイズが大きくなる問題があった.そこで本発表では多重閉塞チャネル検出法を提案し,より小さなデータベースで高い推定精度で検出を行った.また閉塞率推定法を提案し二か所閉塞時の閉塞率推定を行った.また,提案手法と従来手法の比較検討を行い提案手法の有効性を示す.