マルチコアプロセッサのため並列故障シミュレーション

尾崎龍 (0951028)


マルチコアプロセッサが普及し、今後、1プロセッサあたりのコア数の増加が見込まれる。 そのため、マルチコアプロセッサ向けの並列アルゴリズムの研究も重要となっている。

本研究では、マルチプロセッサ向けの並列故障シミュレーションを扱う。 故障シミュレーションは、与えられた論理回路、故障集合、テストパターン集合に対し、各故障が検出できるかどうかを判定する処理である。 本論文では、このようなサイズの大きなデータを複数扱うアプリケーションに対し、並列化に有効な手法の考察を行う。

並列化の手法を複数考察し、それぞれをOpenMPを用いた並列プログラムにより実装し、その効果を比較する。