導電性高分子を用いた超小型羽ばたき飛翔ロボットの開発
栗本 敏明 (0851040)
現在,地震などの災害現場のニーズとして飛翔型レスキューロボットが求められている.
本研究では,災害時に活躍する飛翔型レスキューロボットとして,チョウをモデルにした羽ばたき飛翔ロボットの実現を目指す.
羽ばたき機構のアクチュエータに,軽量大出力が期待される人工筋肉アクチュエータの導電性高分子を採用した.
2枚の導電性高分子をバイモルフ型に構成し,共振周波数にて振動させた.
さらにより大きな揚力が得られるよう,先端にフィルム膜と発砲スチレンによる翅脈構造を持った拡張翅を構成し,
評価実験により揚力の発生を確認した.