2.4GHz帯\wlan のための電子レンジ干渉除去手法に関する研究

高畑 裕実 (0751044)


近年インターネットの急なに普及にともない、そのユーザ数は8811万人を超え
て今後もその利用者数は増加するものと予想されている。特にインターネット
による音声や動画などマルチメディア情報の伝送が一般的になってきており、
その利用時は無線LANを用いる場合がほとんどになってきている。

ところが無線LANは、近くに同じ周波数帯域を使う機器があれば「同周波数利用
による干渉現象が見られ、その通信性能が著しく低下する。現在は無線LANと同
じ周波数を用いる機器が電子レンジや医療用温熱機器であることがすでに報告
され、その干渉問題が懸念されている。
本発表では、ISM機器(Industry Scientific and Medical:電子レンジや医療用温熱機)
と、IEEE802.11bまはたIEEE802.11g規格による無線LANで示すような、他システムとの
共存環境の円滑な成立を目的として、ISM機器による無線LAN通信への干渉を除去し、
通信性能の向上を明らかにした。
2008/9/16