これらの特徴を熟達者の運動から抽出し 非熟達者に伝達することで, 運動学習の効率化が期待できる. このため, 様々な動作をタスクとした, 熟達者の運動の特徴を検出する試みが, 関節角空間, 筋電位空間で行われてきた. 熟達者に見られる特徴の一例として 投球運動等において,上肢の関節や, 筋肉が肩に近い部位から連続して 活動することで手先を加速させるPDSと呼ばれる運動パターンが挙げられる. 本研究では, これまで,検証がなされてこなかった, ダーツ運動 をタスクとして, 先行研究で示された, 熟達者の特徴が同じように見られるか検証を行う.