本研究では, 検出力最大の意味で統計学的に最も優れた尤度比検定を用いて, 輝 点が1つか2つかの判断を行う手法を提案し, さらにその検出限界を定 量化する. その際, フォトンの発生数に関するばらつき, 回折による確率的な散 乱の効果や顕微鏡の機器によるノイズを考慮に入れることで現実に近い問題設定での判断を実現した. また, こ の検定による過誤を計算することで, 最適な解像度を実現する条件を考察するこ とができる.