本研究では,HUDに表示する画像の複雑さと人間のボタン操作パフォーマンスの関係を調べることと,HUDHMIのデザイン指針の提案を目標とする. そのため,画像の複雑さを表す指標と,人間のボタン操作パフォーマンスを表す指標を定義し,被験者にHUDHMIを操作してもらう実験を行った. 評価対象として,2種類のHUDHMIを使用した.
実験の結果,HUD表示用画像の複雑さと人間のボタン操作パフォーマンスには相関関係があることが判明した. また,同じHUDHMIでも,最大選択肢数により,ボタン選択パフォーマンスに差異があることも確認された. 本発表では,HUD表示用画像の複雑さと人間のボタン操作パフォーマンスへの影響について発表する. また,HUDHMIのデザイン指針を提案する.