第二言語としての日本語習得支援システムにおける語義曖昧性解消の研究

小林朋幸 (0251040)


今日、外国語(第二言語)として日本語を学習する方が増えており、 この非母語としての日本語習得を 計算機および自然言語処理技術を用いて支援する手法が 種々提案されている。 特に、利用できるオンライン辞書やウェブなどに代表される 日本語テキストコーパスの増加にともない、 これらを利用した従来の語学の専門家が手作業で 作成したe-leraningシステムとは異なる、 コーパスを元にした日本語習得を支援するシステムの作成が 可能となっている。

本研究では、そのようなコーパスを元にした日本語習得を支援する システムの作成を目指し、その概要の提案と、 そのシステムにおいて必要となる技術のうち、語義曖昧性解消に特に焦点をあてて 日本語習得システムに必要とされる特性をもった語義曖昧性解消の手法について 議論する。