題目:言語機能解明に向けた取り組みに関する調査

名前:竹原 けいこ (0451204)


言語機能についての研究を複数の領域から眺めてみた.表出した言語を扱う上で,言語の産出経路を知ることは重要である.これまで,脳内の言語的機能については,疫学的遺伝学的見地から調査が行われてきた.最近では,非侵襲型の計測装置の開発により,脳の時間分解能が可能となった.将来的には半世紀前にチョムスキーの提唱した生成文法理論が科学的客観性をもって証明されるかもしれない.また,ディスクレシア(読書障害)の研究成果が,言語認知機能を解明する一助となるだろう.文章の家族内類似性について自然言語処理的解析を行うのが今後の課題である.