再構成可能1ビットプロセッサアレイ向け配置配線手法

大山将史 (0451026)


ハードウェアのもつ並列動作の高速性と,ソフトウェアのもつ様々なアプリケーションに 対応した柔軟性の両者の利点を備えた,リコンフィギュラブルコンピューティングが近年注目を浴びている. しかし,独自のアーキテクチャを持つものが多く,特殊な構造をしているなどの理由から,一般的なFPGA用のツールで評価・検証することができない. そこで, 本研究ではリコンフィギュラブルコンピューティングの一つである「再構成可能1ビットプロセッサアレイ」の配置配線を考える. そのアーキテクチャにおいて特殊な配線構造は, アプリケーションを回路にマッピングする際の妨げとなっている. そこでスロットを用いた配置配線を行う手法を提案し,様々なアプリケーションをマッピング可能なツールを実現,評価・検証を目指す.