金魚すくいにおける対象領域の絞込み技能のモデル化
浮ヶ谷敦生 (0451017)
本研究では金魚すくいにおけるすくい易い集団の絞込み技能に注目し,
そのモデルとモデルの生成手法を提案する.
まず金魚が泳ぐ様子を撮影した動画を用意,水面を小領域に分割し,
その小領域を単位として被験者がすくい易いと判断する集団を選択.
同様の小領域ごとに金魚の分布パラメータを抽出し,分布パラメータで状態空間を定義する.
次に被験者により選択された確率を状態毎に求め状態遷移グラフを生成.
最後に状態毎の選択された確率が100\% 若しくは0\% に近づき,
状態間の遷移が予測できるようにグラフを最適化し技能のモデルを得る.
実験により得られたモデルを通して提案手法の有効性を確認した.