様々な無線アクセスネットワークが幅広く普及したことによって,モバイル ノードのマルチホーム接続が一般的となった.マルチホーム接続環境下での 垂直ハンドオフの実現にはEnd-to-endでの切替機構が必要である.モバイル ノードが移動によってインタフェースを切り替えると,それを通信相手に通 知することでハンドオフを実現する.そのため,RTTが長いときにモバイル ノードが頻繁に接続インタフェースを切り替えることが問題となり,これを 解決するため,モバイルホストの近傍にある(MAP : Mobility Anchor Point) と呼ばれる中継点を利用し, インタフェースの切り替えを通信相手とではなくMAPに対して行う方法が提 案された.しかし,全てのモバイルノードにおいていつでも最適なMAPが存 在するわけではない.そこで本研究では,性能評価によってMAPが性能を低 下させる状況を明らかにする.さらに,ネットワークの状況に応じて動的に MAP経由と非経由を切り替える手法を提案し,その有効性を示す.