アクティブソフトウェア構築のための Java API の構成

井上 晶広 (0251017)


現在、ソフトウェアは複雑化、巨大化の一途をたどっている。 それに伴って、ソフトウェアを安全に、強健に製作することが困難になってきている。 これを実現し、複雑で変更しやすいソフトウェアを製作するにあたって、新しいソフト ウェア開発手法が必要となっている。

本論では、これに対応するソフトウェア開発手法としてアクティブソフトウェアを取り 上げる。

このアクティブソフトウェアとは、自らの計算環境に応じて能動的に処理を選択できること、 動的に自己を調整、訂正できることなどの特徴を持つソフトウェアである。

そのアクティブソフトウェアを実現するためには、自発的に機能するオブジェクトを 用いた方法が有効であると考え、Java言語を用いてこれを実現する方法を提案する。