PCクラスタを用いたリアルタイム手形状推定

藪上 勝宏 (0251125)


本論文ではPCクラスタを用いたリアルタイム手形状推定 についての提案を行なう. 従来の提案されてきた手形状推定システムでは充分な処理速度が得られないため, 手の3次元形状を用いたインタフェースとしての応用が難しかった.

そこで,PCクラスタシステムを用いて従来の手形状推定システムの 高速化を行い,インタフェースとしての応用を検討する. PCクラスタシステム上に手形状推定のようなリアルタイムシステム を実装しようとすれば,通信速度や処理の負荷分散などを充分に考慮した 適切な実装を行う必要がある. そこで,従来の手形状推定アルゴリズムを分散メモリ型PCクラスタ上に適するように 処理の並列化,パイプライン化を行い,通信時間,負荷分散を考慮した 実装手法によって実時間処理を可能にした.

またその応用として,PCクラスタシステム上に構築を行った手形状推定システムを用い, 回転しているバーチャルクレイの表面形状を滑らかに変化させる バーチャルろくろシステムを提案し, 三次元自由形状入力インタフェースとして使用できる可能性を 示す.