本研究では、現在、診断士の感覚に頼っているパーソナルカラー診断を自動化するために必要なシーズンの決定手法について述べる。
まず、相関係数を用い診断対象者の肌の色のクラスタリングによるシーズンの決定手法を提案する 次に、主成分分析から求めた特徴空間に被験者のドレイピング時における顔色をマッピングし、その分布からシーズンを決定する手法を提案する。
最後に、これらの提案手法の結果と診断士による診断結果を比較した提案手法の有効性について述べる。 また、これらの結果から各シーズンのドレイピング時の顔色変化に特徴が現れたため、それについても報告する。 その結果、提案手法の有効性は示唆されたが、確認はできなかった。