舞踊譜Labanotationの記述体系を利用した
CG人物モデル動作作成システム

中手慎 (0251079)


本論文では、コンピュータグラフィックス(CG)における人物モデルの動作作成および編集を、身体表現を記述する方法であるLabanotationの導入により、直感的に行うことができる手法を提案する。

 

Labanotationとは、音楽の楽譜のように図形的なシンボルを用いて、ダンスなどの身体表現を詳細に記録することができる記述体系である。

提案する手法では、Labanotationの記述体系に基づき動作を分割し、この動作一つ一つに対して動作を表す言葉を割り当てる。この言葉を選択することにより、ユーザは関節の角度を数値で入力することなく人物モデルの動作を決定することができる。

 

本論文では、動作ユニットに分割された人間の動作を記述するためのデータ構造、およびLabanotationのシンボルと動作ユニットを対応させる方法を示し、人物モデル動作作成システムを実装する。