Projection-based Assistance for Ultrasonography Diagnosis

AGUS PRAYITNO (0151125)


現在医療分野では可視化された身体内部の情報を用い、診断を行うことはよく見 られてきた.この情報は医者にとって患者の治療や診断などの進捗を確認するた めに役に立つと見られる.そのために,超音波エコー画像やMRIやCTスキャンな どがよく使用される.MRIおよびCTスキャンに比べると,超音波エコーは放射能 汚染の心配がないため比較的に安全である.しかも,計測画像が実時間に取得す ることができるし,低価格で診断を受けることもできるという利点を持っている. しかし,超音波エコーの出力画像が雑音に弱くて,断面的な画像しか計測するこ とができないという不便なところがある.更に,超音波プローブと異なる場所に あるモニタでエコー画像を観察し,その画像と実際に計測した場所との位置対応 付けは医者の頭で行わなければならない.特に異なる場所で取得した超音波エコー 画像は複数ある場合,位置対応付けはより困難になると思います.

本研究は上記の最後の問題を解決するために視覚的な支援ツールの開発を試みる. そこで,拡張現実の技術を駆使した超音波エコーのための表示システムを提案す る.ここではプロジェクタを用いて、超音波エコー透視画像を患者の体表に投影 する.技師の視点位置に柔軟に対応して体内の透視が行えるような投影型ディス プレイシステムを開発する.このときに,投影された画像の歪みを修正するため に患者の三次元形状を考慮した透視画像を用いる.