本研究では、光ピンセットの操作インターフェースとしてハプティックデバイスを用いた微小粒子操作システムを提案、開発した。本システムではUDPプロトコルによるネットワーク通信を用いることにより遠隔からの操作を可能にし、システム活用のバリエーションを広げることができる。また、液体媒質中で微小粒子に働く力を計測して、ハプティックデバイスにフィードバックすることにより、光ピンセットで微小粒子を捕捉して操作する際の操作感を向上させることができる。微小粒子が周囲の媒質から受ける抵抗力は、光ピンセットに用いるレーザーの集光位置と捕捉された微小粒子の位置との変位量から求める。
ネットワーク通信を利用して、アーム型ハプティックデバイスから遠隔にある光ピンセットの操作を実現し、その操作性を確認した。