自発的にコミュニケーションを図るロボットのための判断基準の構築
輿石 欣吾 (9951042)
本研究の目的は.環境内でコミュニケーションロボットが人の状況を推定し,
コミュニケーション行動を図るための適切なタイミングを決定するシステムの
構築である.環境内において人の状況は時々刻々と多様に変化する.そのため
システムは人の状況に応じて.作業を妨げないタイミングでコミュニケーションを
図る必要がある.本研究では環境内の特定の場所に設置して撮影したカメラを
用いて.環境内の机周辺における人間の作業状況を画像データとして収集した.
このデータを基に人間の状況を見て話し掛けて良いかどうかを判断する機能の
実現を目指してデータの収集・分析,そして画像処理方式の基礎実験を行った.
さらにロボットによる簡単なインタラクションによって正確な判断を実現する
ことを目指した基礎実験を行った.その結果と考察を報告する.