関係データベースを用いた XML 文書の
格納と検索手法 XRel の実装とその評価

藤井眞吾 (0151091)


XML はインターネット上で文書やデータを統一的に表現するためのメタ言語である。 今後 XML で記述された文書が増大することが予想される。 そこで、 XML 文書をデータベースに効率良く格納・検索することが必要になる。
また関係データベースを用いることは、関係データベースが広く普及していること、過去の研究成果が蓄積されて高度なものとなっていることから有利である。
本論文では、まず関係データベースを用いた XML 文書の汎用的な格納および検索手法である XRel を紹介する。 そして、 XRel の実装を行い、その例として XML 文書にされたシェイクスピアの戯曲集の検索システム、マウス相補鎖 DNA 機能注釈の検索システムを報告する。 さらに XML データベースの性能評価手法である Xmark についても紹介し、 Xmark を用いて XRel の性能評価も行う。
これにより、 XRel の XML データベースとしての応用範囲の広さ、 XML データベースとしての高性能性が確認された。

以下のとおり発表を行なう