Web上で利用可能な手話単語アニメーションシステムの実装と評価

山下 隆義 (0051114)


手話単語を学習する場合,手話サークルに通ったり,テレビの手話講座を見たり, 独学で本を見て学習するという方法が一般的である.これらの学習方法では,時 間的,内容的に制約がある.また,独学で本を見て学習する方法では平面情報か ら3次元の動作表現を想像する必要がある.このような一般的な学習方法では, 学習効率があまり良くない.

また,近年,コンピュータを利用した手話アニメーションシステムが盛んに研究さ れている.コンピュータを利用した手話アニメーションシステムは好きなときに, 好きな内容を学習できるが,利用できる環境が限られており,学習できる語彙の 増加には特殊な装置が必要となる場合が多い.

そこで,本研究では手話単語を誰でも,どこでも学習,登録できるシステムにつ いて検討し,Web上から利用できるシステムを実装,評価した.また,本システム では学習効率を向上させるために,3次元CGアニメーションだけでなく,動作の 文章表現を同時に表示して,アニメーションと文章を照らし合わせながら学習で きるようにしている.

本発表では手話の一般的な学習方法と学習環境から本研究の位置づけを述べ, システムの概要について述べる.次に,本システムを利用した手話単語の学習が 有効であるか,また,動作の文章表現が学習効率の向上に役立つか調べたので, その結果について述べる.