DiffServ網におけるBBの処理負荷削減を考慮したドメイン間帯域予約の高速化手法

小野田 哲也 (0051021)


Differentiated Services (DiffServ)網において、ドメインをまたがるトラヒックに対し、エンド-エンドのQuality of Services (QoS)を保証するためには、各ドメインの帯域管理機構であるBandwidth Broker (BB)間でのシグナリングによる連携が必要である。しかし、発呼毎に経路上全てのドメインのBB間でシグナリングを行うことは帯域予約遅延およびBBの処理負荷増大につながる。本研究では、ドメインをまたがるトラヒックに対し、あらかじめ複数呼分の帯域を確保し、常に余剰予約帯域が存在する帯域確保手法を提案する。本手法により、帯域予約遅延およびBBの処理負荷を軽減できることをシミュレーションによって示す。