ソースコードの並べ替えに基づくソフトウェア理解性評価

寺井 淳裕 (9951074)


現在ソフトウェアを理解することの必要性が増加している。

例えば再利用ソフトウェアの場合ではプロジェクト外で開発されたソフトウェアを 利用する機会が増えている。このため、再利用部分に問題がある場合や、新規開発 部分との間に不整合がある場合などは、開発者が再利用部分を十分理解していない と問題の原因を突き止めることが困難になる。

またレガシーソフトウェアでは、多数の開発者による度重なる修正によって大部分 が理解困難となっている。

本研究では、再利用ソフトウェアやレガシーソフトウェアなどの理解性の評価を行 うための方法として、ソースコードのオーバーホール(分解検査)を提案する。

さらにソフトウェアについてオーバーホールを行う手法を提案し、オーバーホー ル作業を支援するツールについて述べる。

このツールで作業者はソフトウェアのオーバーホールを行い理解性の評価を行う。 またそのオーバーホール過程の履歴から理解性評価を行う。