そこで本論文では,照明条件に影響を受けにくい非接触の入力インタフェース として,赤外光源により手を照射することによる手形状認識手法を 提案する.これにより,環境光の影響を抑制し背景から手領域を容易に 切り出すことが可能となる.
実装としては,(1)赤外線ストロボを用いた環境にロバストな手形状の 認識システムと,(2)赤外線投光器を用いた複雑な画像処理を必要としない 非接触のポインティングデバイスを構築し,提案手法の有用性を検証する.