クラスタ型Webサーバにおける要素サーバ動的管理手法の提案

大倉 三四郎 (9851201)


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インターネットの利用が一般的になるにつれて、 電子商取引きやポータルサイトのように利用者のリクエストが 集中するWebサーバの処理能力の不足が問題となってきている。 単体のWebサーバで処理可能なリクエストには限界があり、 それを解決するために、複数の要素サーバに対してリクエストを 分散しつつ、みかけ上は1つのWebサーバとして動作する、クラスタ 型Webサーバと呼ばれる方式が広く適用されてきている。 このクラスタ型Webサーバは、システムのスケーラビリティが高く、 またコストパフォーマンスに優れるという特徴を有する。 しかしながら、複数の要素サーバから構成されるため、それらの 間の負荷分散のアルゴリズム、要素サーバの障害や追加時の処理、 コンテンツの同一性の保証、など多くの管理上の問題が生じる。

本論文では、クラスタ型Webサーバを構成している要素サーバを 動的に管理することにより、システム構築時の管理コストを削減する 手法を提案する。また、システム運用時に障害が発生したときの 対処できる手法を提案する。それらの手法を現在使用されている クラスタ型Webサーバの様々な方式に適用した結果を示す。