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NAIST-IS-MT9851109: Akira Miyazaki
連想記憶のパターン間の距離と記憶特性の関係について
宮崎 章(9851109)
連想記憶モデルにおいて,種々の記憶方法が提案されている.
それらの記憶方法において,記憶パターンを周期点と対応させる場合,
固定点と対応させるよりも,記憶容量が改善されること
が知られている.
その中でグルーピング記憶法はパターンをいくつかの
グループに分け連想記憶モデルへ記憶させる方法であり,
記憶パターンを固定点および周期点とすることが可能
な方法である.しかしグルーピング記憶法では両者に
ついて統一的に扱うことができない.
そこで本論文では,グループ内の記憶パターンに対して距離
を定義し,固定点と周期点を統一的に取り扱うことにより,
連想記憶モデルの記憶特性と距離の関係を考察した.