ウェアラブル拡張現実感技術による天体観察支援システム

中島 健 (9851075)


拡張現実感技術(Augmented Reality:AR)は現実環境と仮想環境を融合 することによって現実環境の情報を「拡張」させることが可能な技術である。工 場等における装置の検査や生産工程では複雑な作業を行うため、マニュアルの参 照が必須となる。この際、AR技術を用いて作業対象に重畳した形でマニュアルを 提示できる作業支援環境を構築すれば、ユーザは作業対象から視線を移動させる こと無くマニュアル参照することが可能となり、作業効率を向上させる事ができ る。

さらに、AR技術とウェアラブルコンピュータ技術を融合したウェアラブルAR技術 を用いれば、屋内外を移動しながらでも利用できる作業支援環境を構築すること が可能であり、その実用化が期待されている。

本研究では、ウェアラブルAR技術による作業支援システムとして天体観察の支援 を行うシステムを実装し、全方位ディスプレイに投影した星図を対象として評価実験 と、支援情報の提示方法に関する比較実験を行った。

発表では、具体的な実装方法と、実験の結果・考察、及び実験から得たウェアラブルAR技術による、作業支援環境を構築する際に応用可能な知見について述べる。